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特別版 療法士.com主催セミナー

若手療法士のための動作分析と臨床推論 -実技編-(2012年6月23日,24日) 石井 慎一郎 先生によるQ&A集

こちらのページでは、2012年6月23日,24日に開催されました、療法士.com主催セミナー 若手療法士のための動作分析と臨床推論 -実技編- において、事前に石井 慎一郎 先生に寄せられた質問にお答えいただき、Q&A集として作成いたしました。

一つ一つの質問に、先生が本当に丁寧に答えてくださっていて、臨床場面での答えやヒントが沢山掲載されています。ぜひ、ご覧下さい。

Q&A 1 身体失認がある患者様に対して何かいいアプローチ方法・・・
Q&A 2 バイオメカニクスを学ぶために必須な文献があれば教えて下さい。
Q&A 3 石井先生が実際臨床で行っている色んな治療アプローチ・・・
Q&A 4 ハンドリングのキーポイントの選択
Q&A 5 運動の6要素の解説をしてほしい。基本的な動作分析の・・・
Q&A 6 レクチャーノートを拝読させていただきましたが、神経路や・・・
Q&A 7 ボバース手技をバイオメカニクス的に分解して解説頂ければ・・・
Q&A 8 ACL損傷患者の術後リハにおいて、特に高年齢の患者さんや・・・
Q&A 9 動作観察から動作分析へつなげていけないことが多いです・・・
Q&A 10 立ち上がりまでできるようになり、非常にうれしく思います・・・
Q&A 11 端座位から臥床する際のon elbowからsupineまでのポイント・・・
Q&A 12 私は柔道整復師で運動器疾患についての授業をほとんどして・・・
Q&A 13  仙腸関節へのアプローチ(例えばAS腸骨、PS腸骨に対して等)・・・
Q&A 14 どのように勉強していけばいいのか迷ってます。何を勉強して・・・

若手療法士のための動作分析と臨床推論 -基礎編- in 埼玉(2012年5月20日) 石井 慎一郎 先生によるQ&A集はこちら↓↓

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Q&A 1


身体失認がある患者様に対して何かいいアプローチ方法があればご教授いただきたいです。(理学療法士 3年目)



脳卒中は専門ではないので、ちゃんと答えられないですけど・・・私が思うに、失認って負のスパイラルでどんどんひどくなっていくんじゃないですか?麻痺側を認識でず、非麻痺側で過剰に努力していくと、どんどん非損傷側の脳の機能が高まり、損傷側への感覚入力や活動性は抑制されていっちゃう。そんな感じなんじゃないですかね?

だから、麻痺側をどう動作の中で非麻痺側が気にしてあげれるか・・・そんなことが大切な気もします。例えば、麻痺側を下にした側臥位をとって、麻痺側の上で非麻痺側がバランスをとる・・・みたいなことが良いようにも思うんですけどね。

Q&A 2


バイオメカニクスを学ぶために必須な文献があれば教えて下さい。(理学療法士 1年目)



バイオメカニクスの基礎でしたら
「基礎バイオメカニクス 医歯薬出版」
「歩き始めのバイオメカニクス 医歯薬出版」
「立ち上がりのバイオメカニクス 医歯薬出版」
「介助にいかすバイオメカニクス 医学書院」
ですね。

歩行のバイオメカニクスを学ぶのでしたら、「歩行分析 Perry著 医歯薬出版」は王道中の王道です。

それと、臨床的な話なら「レクチャーノート歩行の臨床バイオメカニクス 南西書店」「起居動作の臨床バイオメカニクス 南西書店」が一番良いです(笑)私の書いた本です。

 

Q&A 3


石井先生が実際臨床で行っている色んな治療アプローチ方法や環境設定を教えて頂きたいです。(理学療法士 2年目)



ひゃーーーー!これは一言では語れない・・・講習会でやったようなデモの感じで治療をやってます。あと、大切にしてるのは気持ち良い治療!これは必須です。それと意味のある課題を治療に使うこと!です。かね。

Q&A 4


ハンドリングのキーポイントの選択(作業療法士 5年目)


   
キーポイントを探すこと自体が評価になります。基本的にはセンサーが集中してる場所だったり、動作の中で大切な動きを作り出す部位、固定を供給する部位、などがキーポイントになりますね。

その動きのメカニズムを理解し、主動作筋や共同筋を操作して動きを誘導することも大切です。単に体節を動かすんじゃなくて、筋を操作するハンドリングが最近はマイブームです。

で、あとは運動の伝播や連鎖を考えて、ある部位を操作してもうまく行かない場合には、より中枢部にキーポイントを変えていく場合も多いです。

Q&A 5


運動の6要素の解説をしてほしい。基本的な動作分析の見方のポイントを教えてほしい。(理学療法士 4年目)



ヒトの身体運動は、6つの要素が複合的に機能して可能になります。それが
「頭部のコントロール」
「体軸内回旋」
「抗重力伸展、屈曲活動」
「立ち直り、バランス反応」
「体重移動」
「支持面の変更」
です。

その中に「肩甲骨のセット」「リーチング」「股関節の両側性活動」などが入ってきます。肩甲骨のセットは体軸内回旋と関連性が深く、リーチングは肩甲骨のセットの上に成立し、抗重力活動と体軸内回旋や体重移動を誘発します。股関節の両側活動は体重移動の原型ですし支持面の変更に関与します。

Q&A 6


レクチャーノートを拝読させていただきましたが、神経路や運動制御に関する部分が難しく感じました。
お手数ですが、セミナーで取り上げていただけると嬉しいです。(理学療法士 1年目)



今回はあまり取り上げられなかったですね・・・すみません。理学療法に必要な神経学的な分野に関しては、ボバースコンセプトがそれらを完璧に治療体系に組み込んでいます。一度、ボバースコンセプトの講習会に行かれると良いと思いますよ。お勧めです。

Q&A 7


ボバース手技をバイオメカニクス的に分解して解説頂ければ嬉しいです。アプ方法など多くお願いできれば大変嬉しいです。ADLとバイオメカニクスなどもあれば楽しいです。(理学療法士)



ボバースコンセプトは、もっとも完成された治療体系の1つです。私も非常に共感する部分が多いし、きわめて理論的な治療だと思ってます。ボバースコンセプトとバイオメカニクスのコラボレーションは、今後色々な場面でやっていきたいと思ってますし、ボバースインストラクターと一緒に講習なんかも企画されているようなので、楽しみにしててください。

Q&A 8


ACL損傷患者の術後リハにおいて、特に高年齢の患者さんや元々筋力のない女性の患者さんについて、跛行が遷延してしまう気がします。その後スピードを伴うようなジョギング、ジャンプ、ターンなどでは、全身的にアライメントを追えていないように思います。
先生からのアドバイスが聞けると嬉しいです。(理学療法士 2年目)



筋力は身体運動のパワーの重要な発生源です。筋力をトレーニングする時には、ターゲットにする動作の際の筋の収縮形態や収縮速度を加味したトレーニングが必要ですね。

求心性なのか遠心性なのか等尺性なのかということはもちろんですが、どこが固定でどこが動くのかなど同じ筋の中でも中枢部分と末梢部分の役割の違いや、共同筋の作用を再現したトレーニングが必要です。

また、動作について考えていく際には、その動作を可能にするメカニズムを考えて、その機能を強化することが重要です。単純にアライメントやフォームだけを修正してもうまく行かないですね。機能をアクティブにするために何をしたら良いかを考えてタスクを決めることが必要です。

Q&A 9


動作観察から動作分析へつなげていけないことが多いです。動作の観察から、それがなぜ起こっているか考えうる選択肢をなるべく多く挙げて、評価をして可能性を消していこうと思うのですが、勉強不足もあり選択肢を挙げるというところが難しいです。(理学療法士 2年目)



大事な部分ですね。動作分析は見ているだけでは問題はわかりません。仮説を立てて、その仮説のどれが真の問題なのかを調べるために介入して、そのリアクションで仮説を取捨選択してかなくてはなりません。仮説が経たないと分析はできないということです。仮説をたくさん立てるには、その動作を可能にするメカニズムを知ることが重要です。

それから、正常な身体の反応のアルゴリズムを知っておくこと、そこから逸脱する動きを見逃さず観察していければ、仮説を立てる際のヒントになります。やはり一番の勉強方法は、スゲー先生の動作分析を見ることです。自分で考えても答えは出てきません。

思考のクオリティーを高めるには、本物を見るのが一番です。スゲー先生の動作分析を見ると「あーそういう所も見るんだ」とか「そういう現象は、こう解釈するんだ」とか気付けます。パターン学習でもいいから、スゲー先生の分析を見ることです。そうしると、今まで見えてなかったところが見えるようになっていく。その繰り返しの中で、だんだん自分で新しい仮説が発見できるようになっていきます。

Q&A 10


立ち上がりまでできるようになり、非常にうれしく思います。ありがとうございました。 脳卒中など動作そのものが困難な患者様 に対してどのように考えたら良いのかを知りたいと思います。よろしくお願いいたします。(作業療法士 1年目)



その人が使える潜在能力を正しく評価して、もっとも合理的な運動パターンをデザインしてあげることが重要だと思いますよ。

正常パターンにするというのではなく、その人にとってベストな動作パターンを考えてあげること。もっとも合理的な動作パターンは結局正常動作パターンなんで、そこへ近づくということになりますが、それは結果的にそうなるということであって、最初に正常パターンありきではなく、その人にとって最も合理的な動作パターンは何かを考えていくことが重要です。

それと、脳卒中の患者さんの場合には、そもそも随意的に運動することが障害されているわけですから、やはり生来的に持っているオートマチックな反射回路をうまく利用した動作パターンにしてあげるのがいいんじゃないですか?

患者さんは代償して、随意的に動こうとするから無理があるんです。たとえば、歩行なんかだと関節を動かしてるのは筋ではなく、重力です。重力が股関節を伸展させたり、膝を曲げたり、足関節を底背屈させたりしてる。筋は、その動きにブレーキをかけてるだけです。

重力を使った推進機能が実現できれば、関節を動かすために筋を随意的に働かせなくてもいいわけです。それがつまりCPGを使える歩行パターンということになる。重力が勝手に股関節を伸展させる、そうすると屈筋が作用してブレーキをかける。これがCPG歩行です。

関節の動く方向と逆の拮抗筋がブレーキをかけて、我々の歩行は制御されます。ですから、立脚後期には伸展筋を使って股関節を伸展させながら歩いてるわけじゃないんです。重力を利用して歩くためには、立脚後期が重要ですね。

Q&A 11


端座位から臥床する際のon elbowからsupineまでのポイントを知りたいです。(作業療法士 10年目)


   
肩や肘、体幹の筋の遠心性収縮が要求されます。片肘立ちの状態から、リーチしてる上肢を屈曲に入れないように、むしろ少し遠くに突き出すようにしながら体幹の回旋をわずかに強めつつ、支持している肘を伸ばしていく感じです。バターンと後ろにひっくりかえらないように着地するように。

Q&A 12


私は柔道整復師で運動器疾患についての授業をほとんどしてきていないため独学でおこなっていますが、なかなか思うように身につかず、どのような手順で勉強していったらよいのか、おすすめの本などありましたら教えていただきたいです。(柔道整復師 3年目)



先に述べましたバイオメカニクス関係の本のほかに、運動器疾患を見るには解剖学が重要です。「カパンディーの関節の生理学」「オーチスのキネシオロジー」などはお勧めの本です。

Q&A 13


仙腸関節へのアプローチ(例えばAS腸骨、PS腸骨に対して等)は何か行っていますでしょうか?(理学療法士 15年目)



仙腸関節のロッキングを評価して、アンロッキングが観察されたら、左右の仙腸関節のモビリティーを評価します。ゆるくて外れるのか?反対側の仙腸関節が固くて代償で過剰可動性になっているのかを見ます。

仙腸関節のモビリティーの評価や、治療はデモンストレーションでお見せしたやつです。で、正しい位置に仙腸関節をアライメントさせたら、固定するための筋として大臀筋上部線維や多裂筋、腹横筋などをその位置で収縮させます。

Q&A 14


どのように勉強していけばいいのか迷ってます。何を勉強して、何から手を付けていいかわかりません。どのようなところから学んでいきましたか?天才になるためにはどーすればいいか教えてください。よろしくお願いいたします。(理学療法士 1年目)



あはははは。面白い質問です。

天才は99%の汗と1%の才能によって作り出されるといいます。それと同じです。とにかく量です!今診てる患者さんに必要な知識と技術を片っ端から調べる。それっきゃないですね。何を勉強したらよいか?これは担当患者さんに必要なことを勉強するにつきます。必要性がある勉強は実践を伴いますので、身に付きます。

何から手を付けたらよいか?そんなものはわからないので、最初は手当り次第に文献を読む。そのうち、何が重要かが見えてきます。何が重要なのかは、勉強してみなければわかりません。とにかく過去5年間分くらいは遡って、関連しような文献を読みまくる。勉強のスタイルで一番良いのは、読むことです。

書籍や文献を読む。その作業をしっかりやって行いと、講習会で講義を聞いても消化不良になってしまい吸収されないんです。読まなきゃだめ!文献読まずに講習会ばかり出てる人が最近は多いようですが、それは絶対にダメなパターンです。耳学問はすべてが中途半端になります。文献を読み込んでいるからこそ、聞いて、見て学べる。とにかく片っ端から読む!これしかありません。


若手療法士のための動作分析と臨床推論 -基礎編- in 埼玉(2012年5月20日) 石井 慎一郎 先生によるQ&A集はこちら↓↓

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