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第28回療法士インタビュー

~第28回の療法士インタビューは、コンサドーレ札幌U18の専属の理学療法士として選手をサポートしている、栗山 渉 さんです。U18の選手のコンディショングを整え、目先の結果だけにとらわれず将来を見据えた関わり方など、アスリートをサポートし続ける栗山さんならではのお話が詰まった今回のインタビュー。スポーツ分野での活動に興味がある療法士にとり、有用な情報が沢山詰まった内容となっています。~

未来を見据えたコンディショニング作りを 
~北海道のスポーツ文化への還元を目指して~

コンサドーレ札幌U18 トレーナー
西岡第一病院 理学療法士 
栗山 渉






スポーツ整形で有名な病院でのリハビリがきっかけ

Q.理学療法士になろうと思ったきっかけは?

A.小学2年生からサッカーをしており、中学3年生の時に接触プレーにて右足関節を骨折しました。
その後の入院、手術、リハビリを経験する中で理学療法士の存在を知ることができました。

通院していた病院が全国的にスポーツ整形で有名だったため、様々な競技のアスリートがリハビリをしていたことにも大きな刺激を受けました。
大学入学前から、理学療法士になってスポーツ整形外科専門の病院に就職し、サッカー選手を診るということを考えていました。

年間150日以上は選手に帯同

Q.理学療法士になってからの経歴を教えてください

A.北海道大学医療技術短期大学部を卒業後、札幌のスポーツ整形外科病院に勤務しています。
院内でのアスリートのリハビリ業務と平行して、臨床1年目から院外でのトレーナー業務を経験してきました。

サッカー北海道トレセンU15、U16の強化合宿や遠征帯同、国体少年男子サッカー帯同(2006年兵庫国体、2009年新潟国体)や高校男子バスケ部(ウィンターカップ、インターハイ出場)の帯同などを務めてきました。

2006年からコンサドーレ札幌U-18のトレーナーを務めております。

レーニングには週2回以上、公式戦は全試合に帯同しているので、年間150日以上は選手たちと行動を共にしています。

トップでも通用する選手を育成するプログラムの立案

Q.コンサドーレ札幌U-18で理学療法士として求められることは?

A.コンサドーレ札幌U18における筋力トレーニング、傷害予防プログラムの作成、指導を一任されています。Jクラブの下部組織からトップ昇格するためには、プロとして即戦力レベルのフィジカルコンディションを獲得していることが要求されます。

ログラムの作成については、チームの年間スケジュールに合わせて細かく期分けをし、選手たちの骨年齢やパフォーマンス、監督の要望に応じて、メニューや負荷の微調整をしています。 体幹、股関節周囲、肩甲帯に対するアプローチを中心に構成します。

また、メディカルチェック、パフォーマンステストの結果などから、個別の補強メニューを提案し、自主トレーニングとして実施させています。

昨シーズンはコンサドーレ札幌トップチームのメンバー構成上、ユース選手のトップチーム練習参加や試合出場が頻繁にありましたが、十分に通用するレベルで参加することができておりました。

U18の選手がトップチームに昇格することは格別!

Q.チームそして選手との関わりの中で印象に残っていることは?

A.U18からトップチームへの昇格が決定したときの喜びは格別です。(2011年度は5名がトップ昇格)
また、プロサッカー選手として大観衆の前でU18出身の選手が躍動している姿を見ると胸が熱くなります。
このような感動を体感できることはトレーナー冥利につきると思います。

昨年は高円宮杯プレミアリーグ・イーストを優勝し、高円宮杯チャンピオンシップに出場することができました。

U18世代の真の日本一を決める舞台にトレーナーとして立てたことは大きな経験となりました。
新たな学び、気づきを得ることができました。
 

北海道のスポーツ全体を盛り上げたい!

Q.今後のビジョンは?

A.1人でも多くの選手をトップチームに昇格させるためにトレーナーとして貢献し続けることはもちろんですが、 コンサドーレ札幌U-18での経験や成果を北海道のスポーツに還元していきたいと考えています。
具体的には、育成年代のサッカー少年少女やコーチを対象とした傷害予防・パフォーマンスアップのためのトレーニングワークショップや講演の展開です。

広い北海道の様々な地域で子供たちと交流することによって、スポーツ傷害を有することなくサッカーを楽しむためのサポートをしていきたいです。

このような活動は北海道のスポーツ全体を盛り上げていくことにも繋がると考えています。

目の前の結果だけにとらわれず、未来を見据えた指導を

Q.サッカーも含めスポーツ分野に関わっている療法士にメッセージを

A.サッカー選手に限らず育成年代のアスリートにアプローチする上で大切なことは、アスリートとして生きていくために必要なセルフコンディショニングの知恵、技術を教育することだと考えています。

公式戦の際には宿舎でのコンディショニングを実施しますが、疲労回復を目的としたマッサージやストレッチを私が直接施術することはありません。

どのようにすれば疲労回復が促進されるのか、それぞれのケースに応じて教育します。

々のケアのためのアイシングに関しても、選手自身に理解させ、セルフで実施させています。
筋力トレーニングを提案する際も、こちらから一方的に押し付けるのではなく、プロになる為に必要なことについて考えさせるようにしています。

目の前の試合結果のためだけのコンディショニングではなく、子供達のアスリートとしての未来を見据えた上でのコンディショニングが大切だと常日頃から考えて接することが大事だと思います。

編集者’s eye

栗山さんの療法士インタビューいかがでしたでしょうか?

栗山さんは、U18(コンサドーレ札幌)専任の理学療法士としてチームをサポートしている、全国でもまだ数が少ない理学療法士で、今回とても貴重なお話をお伺いすることができました。

昨年コンサドーレは、U18日本一にあと一歩のところで及びませんでしたが、その大躍進の裏には栗山さんのコンディショニング作りで多大なる貢献をされている存在もありました。

インタビューの後半でもありましたが、目の前の試合のためのコンディショング作りだけではなく、U18世代の未来を見据えた上でのコンディショニング作りを目指し、そのノウハウを北海道のスポーツに還元したいという熱い想いを抱かれているようです。

栗山さん、お忙しい中インタビューにお答えいただきありがとうございました。

今後も、療法士.comでは栗山さんのご活動を応援させていただきます。

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