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お役立ちコラム > インタビュー > 第26回 療法士インタビュー 療法士として”走ること”に関わる楽しみ -ランナーとしての強みを生かす-
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第26回 療法士インタビュー

~第26回の療法士インタビューは~、整形外科クリニックで働く傍ら、ご自身のランナーとしての経験を生かしながら、駅伝チームをサポートしたり小中学生向けの陸上クラブを立ち上げて活動なさっている、理学療法士の古田さんです。療法士になってから走ることの楽しさに改めて気がついたという古田さん、現在までの活動や今後のビジョンをお聞きしました。~

 

療法士として”走ること”に関わる楽しみ
-ランナーとしての強みを生かす-

 

リラ整形外科クリニック
理学療法士 古田 仁

 

ランナーとしての経験を生かすために

Q.理学療法士になろうと思ったきっかけは?

A.10年間北海道と関東の実業団チームで長距離ランナーとして走っていました。5000m、10000mではそれなりの結果を出せましたが、フルマラソンは2時間18分という中途半端な成績しか残せず、悔いの残る現役生活でした。

現役時代は、障害や体のケアといった知識は殆どなく、当時の指導者やチームメイトの間にも



「痛い、疲れる」=「弱音、根性がない」

といった風潮が漂っていました。

の為、持病の腰痛を抱えていましたが、痛みを我慢して走り続け、走れなくなって初めて休むの繰り返し、実業団生活の最後の期間はボロボロの状態でした。そのような状態で、所属していた実業団が廃部となったことが私の大きなターニングポイントでした。そのまま会社に残ることも考えましたが、今までの自分の経験を生かせないのか?理学療法士って人の体に関わるから生かせるのでは?といった単純な思いつきで、この世界に飛び込みました。

 

NICU・小児科でのリハビリの経験も

Q.理学療法士になってからの古田さんの経歴を教えてください。

A.卒業した時には既に35歳、職場の選択が限られていましたが、たまたま、札幌の天使病院に空きがあり、年齢制限もないということから、運よく札幌の総合病院に8年間お世話になることが出来ました。

天使病院では、内部疾患から整形疾患、更には訪問患者様まで、様々な患者様を担当させて頂きました。特に自分の理学療法士としての礎となったのは、NICU・小児科に入らせて頂いて、子供の発達をじっくりと勉強出来た事が大きかったです。

でも、成人患者様であってもリハビリメニューを組み立てる際には、発達に沿った考えを忘れないようにしています。また、天使病院で関わっていた脳性まひのお子さん達を、訪問という形で今も継続してフォローさせて頂いています。

 

走ることが楽しみに!!

Q.理学療法士になってから、“走る”ということをどのように考えるようになりましたか?

A.選手現役時代は「走ること」は仕事であり義務でありましたから、「走ること」に対する楽しみは全くありませんでした。

今は客観的に人の走りに関わっていますし、自分自身も市民ランナーとして走り続けていますので、

「走ること」はこんなに楽しく、また人を元気に出来る

ということを、走り始めて30年でようやく気付いています(笑)。

 

いかに信頼関係を作るかが重要

Q.駅伝チームなどをサポートする中で、理学療法士として最も求められることは?

A.長距離走の特性として、走る技術云々よりも、とにかく多くの距離を走りこむことが最大の成果を生む道であると選手も指導者も信じています。欧米やアフリカ諸国に比べて日本人はその特性が強いようですし、事実体格に劣る日本人がマラソンで活躍するにはその部分が非常に重要です。

こに安易に走行量の軽減や技術論を持ち込むと、すぐに選手・指導者の反発を招きます。練習量を確保しつついかに効率よく選手のケアを行い、コンディショニングを維持するか、それが私の仕事だと思います。

その為には、当たり前の事かもしれませんが、

『先ずは選手・指導者の話をよく聞くこと』

そこから信頼が生まれ、「じゃあ、少し走る量を落として筋トレしようか」ということになっていきます。

 

医療人として社会貢献を

Q.ご自身の今後のビジョンは?

A.現在お世話になっているクリニックの医業理念として、「医療人として社会貢献をする。」というのがあります。幸いクリニックの周りには多くの札幌有数のマンモス小中学校があり、子供たちが沢山います。

そこで、今年、私自信の社会貢献の一つとして、小中学生を対象にした陸上クラブ「TONDEN.RC」を立ち上げました。

 

 のクラブの目的は陸上競技を通じて楽しく体つくりを目指すというもので、決してタイムを競うものではありません。クラブの子供たちを通じて自分自身もいろいろと勉強になりますし、子供たちの健康な体つくりの基礎になってくれたらと願っています。

更には、この活動が理学療法士としての自分自身のキャリアアップにつながるのではとも思っています。

 

恐れず、守らず、挑戦していくこと!

Q.病院だけでなく、トレーナー活動などに興味がある療法士にメッセージを!!

A.自分は、理学療法士としては駆け出しですし、まだまだ分からない事ばかりです。実際、トレーナー活動やクラブ活動を行うと、自分の知識の無さや技術の未熟さを痛感します。

ただ、病院から飛び出して外の世界を見ることで学ぶことは大きく、それが理学療法士としての日々の業務にも生かされています。

来年45歳、駆け出しの中年理学療法士ですが、「恐れず、守らず、挑戦していくこと」自分はそれをとても大事にしていこうと思います。

 

編集者’s eye

古田さんのインタビューいかがでしたでしょうか?

ご自身のランナーとしての体への関わりを生かすために、理学療法士という道を選んだ古田さん。

文中にあるように、理学療法士として走ることに関わるようになってから改めて気がついた、

『「走ること」はこんなに楽しく、また人を元気に出来る』

この言葉から、古田さんの現在の理学療法士、そしてランナーとしての充実さが伝わってきますよね。

また、TONDEN.RCという小中学生を対象とした陸上クラブを立ち上げ、後世の育成にも積極的な古田さん。ランナー、そして理学療法士である古田さんならではの、強みを生かしている素晴らしい取り組みですよね。このように理学療法士が体のケアに関わっているチームから、将来のオリンピック選手が輩出されると良いですよね!

今後も、療法士.comでは古田さんの活動を応援させていただきます。

古田さん、お忙しい中インタビューにお答えいただきありがとうございました。

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