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第24回 療法士インタビュー

~第24回の療法士インタビューでは、スポーツ分野特に投球動作指導を専門としている、理学療法士の久保田さんです。久保田さんが理学療法士を目指した、ある新聞記事の元巨人軍の桑田投手と理学療法士の関わり・・・からお話は始まり、野球を通じての社会貢献を目指すところまで盛りだくさんの内容となっています。~

野球を通じての社会貢献を! -理学療法士 久保田の挑戦-

 

くろだ整形クリニック(非常勤)
Creative-Sports代表
Baseball-Station代表
理学療法士 久保田 正一

 

 

スポーツ新聞を見て進路を決めた?!

Q.理学療法士になろうと思ったきっかけは?

A.祖父がソフトボールの監督をしていた影響から物心つくまえから野球をやっていました。そして高校まで野球を続け、大学でも野球をやる予定でした。しかし勉強を全くやっていなかった私は野球部の推薦で受験したにも関わらず落ちてしまいました…

 そこで進路に迷っていた私…母親が看護師だったので、理学療法士という仕事があることは知っていましたが、どんな仕事をするかはもちろん知りません…そんな時に高校の同級生がギランバレー症候群になり、お見舞いで病院へ行った時に理学療法士がリハビリをしている姿を見ました。

 れと同時期に、日課のスポーツ新聞を見ていると(笑)、当時巨人で活躍していた桑田投手が肘を手術した後に理学療法士がリハビリをしているという記事を見たのです。
 
 「理学療法士は野球選手にも携われる!」

これで私は理学療法士になることを決意、1年間養成校に入るために浪人をして養成校に入学しました。

 

高校時代の恩師からの誘いに「0.2秒」で即答し、野球の世界へ

Q. 理学療法士になってからの久保田さんの経歴を教えてください。

A.話は長くなりますがお付き合い下さい…(笑)

【神谷理学療法士との出会い】

 野球選手をみたいと思って入った養成校でしたが、卒業する頃にはスポーツをみる自信はありませんでした。当時は

「スポーツをみるということが難しい」

という間違った固定観念があったのです。これは現在養成校で非常勤講師をさせて頂いていますが、学生に必ず伝えていることです。

 た、最初からスポーツ1本は嫌だったので、中枢疾患の患者様や高齢者が大半のリハビリ専門病院に入職しました。そこでは3年間勤務させて頂き、いろいろなことを学ばせて頂きました。
 スポーツをみるきっかけになったのは2年目の時でした。なんと私が理学療法士になろうと思ったきっかけとなった巨人軍の理学療法士である神谷先生が現職者講習会で九州長崎に来られたのです。これは是が非でも行かなければと参加しました。そこで懇親会にて神谷先生の隣に座り、いろいろな話を聞かせて頂きました。
スポーツ現場で働いている神谷先生の話を聞かせて頂き、私はやはりスポーツ現場で活動したい、野球選手をみたい、という想いが強くなったのです。

【ついにスポーツの現場へ!】

 そしてその時と同時にある話が舞い込んできました。私の結婚式でお呼びしていた高校時代の監督が、私が理学療法士という仕事をしているのであれば、「高校野球のチームに来て故障者をみてくれないか?」という話があったのです。私は0.2秒で『はい!』という返事をし、それから週3回、17時半までの病院勤務の後、高校野球の現場に行き出しました。

 ポーツ現場での活動を始めた2年目ですが、病院でもスポーツ障害を勉強したいとシドニーオリンピックサッカー日本代表のチームドクターをしていた黒田先生が院長である永江医院(現くろだ整形クリニック)に4年目異動します。

【ベースボールステーションを開設】

 病院で野球以外の色々なスポーツ障害を勉強させて頂きましたが、私が本来やりたいことは野球選手に対する投球動作指導でした。そこで院長に事情を説明し、7年目である2006年にCreative-Sportsを立ち上げ、コンディショニングルーム『ベースボールステーション』を開設、その他に野球選手に対するセミナーを開催し現在となります。
 現在の活動を支援して頂いている黒田先生、奥様には感謝の気持ちで一杯です。

 

 


指導した選手達の甲子園での活躍!

Q.選手との関わりの中で最も印象に残っていることは?

A.やはり去年の夏、佐賀学園が甲子園に出場したときですね。エースで主将の峰下君は1年生の秋から指導させて頂いていた選手で、背番号は10番でしたが控えセカンドの竹下君は中学から指導させて頂いた選手でした。
 峰下君は元々投手ではありませんでした。そこで依頼が来た投球動作指導ですが、彼の野球に対する想い、彼だけではなくもちろん保護者も…片道2時間近くかかるところを毎月1回通って来てくれたのです。
 彼の努力の末、かなりの評判投手にまで成長してくれました。そして迎えた最後の夏。圧倒的に有利とされていたライバル校を破って甲子園出場を決めた佐賀学園。

 かし、実はこの甲子園出場には竹下君の親御さんお二人の尽力があったからなのです。

そして、私と峰下君を繋げてくれたのも竹下さんでした。

 竹下さんは自分の子供が試合に出場しないのに、本気でチームをサポートされていたのです。この縁の下の力があり、佐賀学園は甲子園に出場できたと私は思っています。甲子園でも2勝し、ベスト16まで勝ち進みました。本当に選手を見させて頂いて良かった、やはり野球選手を見させて頂いているので甲子園出場という目標は本当に嬉しかったですね。

 


野球を通じての社会貢献を!

Q.ご自身の今後のビジョンは?

A.私は目標設定を日々やっているのですが、今後やりたい目標はたくさんあります。
近い目標からいくと、私が開催しているセミナーを全国展開(投球動作のセミナーは展開しつつあります)、コンディショニングルームを更に大きい規模に、DVD・書籍販売・商品開発(DVD、商品開発は進行中)。
長期的な目標としては中学硬式野球チーム設立(小学生、社会人チームも)、スポーツ整形外科クリニック経営、とまだまだ書ききれないくらいなのですが、とにかく私は、

「野球で社会に貢献できる活動」

を今後していきたいと決意しています。

 た現在メンタルトレーニングの勉強をしており、チームでの指導、セミナーも開催しています。そこで重要視しているのが『目的設定』です。これらのことを指導させて頂きながら、野球を通して社会に繋がるような指導者になることが今の短期的なビジョンです。
 
 上記の目標を私は、必ず達成します!なぜなら諦められない理由があるからです!

 


「自分自身が何が本当に好きなのか?」・・・この事を追求してください!

Q.野球も含めスポーツ分野に関わっている(関わりたい)療法士にメッセージを!!

A.私は専門学校の非常勤講師もしているので学生には伝えているのですが、スポーツに関わりたくてセラピストになる方が多いのですが、自分がスポーツをしていたことと、セラピストとしてスポーツ選手と関わるのは全く違うと思います。
学生時代スポーツに関わりたいと思っていた方々が、セラピストになって全くスポーツと関わっていないのはそういうことが意外と多いのです。

 

 私の現在があるのは、まずは自分自身が何をすることが好きなのか?これを『ライフワーク』と言いますが、これを常日頃から感じ、追求してきたからだと思います。もちろん今日現在でも追及し続けています。単なる『スポーツ』に対する憧れや『スポーツ』という言葉に惑わされて関わろうとするセラピストはいずれスポーツから離れていきます。

 

 の周りで長くスポーツに関わっているセラピストは本当に『スポーツにセラピストとして関わること』が大好きな方々ばかりです。自分自身がスポーツにどう関わることが好きなのか?これを追求する必要があると思います。
私の場合は野球選手に対して、野球を通して目標設定、目的設定を行うこと、そしてそれが将来社会人になっても通用できるような人間育成を行うこと、これが大好きなのです。昔は小学生だった野球少年が現在では大学生として野球を続けている…こんな成長していく姿をみることが大好きなのです。

 

是非皆さんも自分が大好きなこと、ライフワークを追求してみて下さい!

 


編集者’s eye

 久保田さんの療法士インタビューいかがでしたでしょうか?

多くのスポーツに関わっている療法士、そしてスポーツに関わりたいと思っている療法士やリハ学生の心に響くインタビューではなかったでしょうか。

 久保田さんの、「野球で社会にできる貢献活動」という決意は、日々の目標設定を行いながら、ブラッシュアップされているもので、本当に明確な目標設定をなさっているからこそ掲げられるものですよね。

野球への強い想いを抱きながら、とある日にみたスポーツ新聞での桑田選手と理学療法士の記事が、久保田さんのその後の人生を導くわけで、今後久保田さんのご活躍の様子を見た方の中から、久保田さんのような療法士が誕生する可能性が大いにありますよね。

 全国の様々な療法士にインタビューを行っています、療法士インタビューですが、もしそんなきっかけが提供できれば最高です。

久保田さん、お忙しい中インタビューにお答えいただきありがとうございました。

今後も、療法士.comでは久保田さんのご活動を応援させていただきます。

療法士.com編集部

 


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