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第20回 療法士インタビュー

~第20回の療法士インタビューは、所属する老健でリハビリ室主任を務めながら、「あなたに会えて良かった」と言われるセラピストを一人でも多くするためにベストライフを創設した理学療法士の上田さんです。対象者は患者様だけでなくセラピスト、そして会に関わるスタッフ全員がベストライフ(最高の人生)を過ごすための秘訣が詰まった充実のインタビュー内容となっています。~

理学療法を通じてベストライフ(最高の人生)を!

フローリス介護老人保健施設 リハビリ室主任 
ベストライフ代表    
理学療法士 上田和毅

 

1級建築士を夢見ていたが、怪我がきっかけで・・・

Q.理学療法士になろうと思ったきっかけは?

A.私が理学療法士を目指すきっかけは、高校2年生の夏のリハビリ経験です。サッカーの試合で脛骨骨折後、約1ヶ月の入院生活を送りましたが、その際の主治医から進路を聞かれた時です、私は「一級建築士」と答えましたが、そこで

(主治医)「ピーティーはどうや?」

(私)「なんですか?ピーティーって?」

(主治医)「理学療法士や。ここの橋村先生優秀やからいろいろ聞いてみたらいいわ。」

そのときに初めてその存在を知りました。リハビリを受ける中、その職場環境や仕事内容・風景から「この仕事をしてみたい」と思いました。橋村先生とは今でも交流があり、きっかけをいただき感謝しております。

ずばり”接遇”

Q.臨床場面で最も大事にしていることは

A.ここは即答で、

『接遇』

です。

 あくまでもサービス業、『信頼関係を築く』よい治療はまずここから始まるのではないかと思います。皆さんはどうでしょう。逆の立場を考えて、自らが病気か怪我で病院を受診するとき、初対面の医師がどのような対応をしてくださったときに安心して気持ちよく治療を任せられますか。

 セラピストも患者様からすると先生です。「この先生になら任せられる。」と思われてこそ、そこからの口頭・徒手でのインプットもスムーズに入るのではないでしょうか。
欧米では医療接遇の教育に非常に時間を割くという話題を目にしたことがあります。今後もこれを忘れることなく臨床に立ちたいです。

「あなたに会えて良かった」・・・患者様の笑顔を

Q.ベストライフ創立の理由は?

A.2008年に養成校非常勤講師の依頼を受けていましたが、その時に中堅クラスとなってきた自分自身が現役セラピストの活動にもっと貢献できないかを模索していました。

 当時、大阪牧病院の主任理学療法士西原隆志と出会い、セラピストの質の向上に貢献したいという想いを共にすることをお互い確認、外部講師に依頼する勉強会形式ではなく、まずは「こんなセミナーあったらいいな」を実現するため、臨床に出ると不足しがちな実技講習をテーマとし、私自身が臨床現場で結果を出してきた技術を体系化し、それを参加者へ伝えることが臨床活動の一助になれば幸いだと考えました。

 そしてなによりも、「あなたに会えて良かった」といわれるセラピストの輪を広げ、その先の臨床現場で待つより多くの患者様の笑顔に繋げたいと考え、ベストライフ創設に至りました。

”実技”にこだわった講習会を

Q.ベストライフの活動内容は?

A.『明日から使える、実技中心の講習会』です。その内容は私自身の臨床経験からお伝えする「general conditioning」を上肢、下肢、頚部体幹と部位別に講習させていただく形にしております。
ポイントは、

[1]セミナーの大半が実技、そして参加セラピスト同士で何度もペアを変え、体感しあう。
[2]セミナー後には、臨床に出るのが待ち遠しくなり、そして翌日から治療結果を出せてしまうことも。
[3]多くの方と交流ができ、楽しく、紹介での参加も多い。

 また充実したスタッフミーティングもひとつの要因です。そこでは実技練習はもちろん、スタッフ自身がベストライフを実現するための有益な知識・情報などをシェアし、モチベーションアップを図っています。

セラピスト、スタッフ共にベストライフ(最高の人生)を!

Q.ベストライフの今後のビジョンは?

A.『ベストライフ』その名称は、「かかわる人すべてにベストライフ(最高の人生)を」という大きな意味合いを持っています。まずは患者様のベストライフを実現できる、知識・技術・人間性を兼ね備えたセラピストの輪を広げられる環境にしていきます。
またセラピスト自らがベストライフを実現するための有益な情報を発信できる団体を目指していきます。

 そしてなによりも、スタッフ自身がベストライフを実現し、さまざまな情報収集や自己研鑽・啓発活動に励むことを忘れないようにします。
この環境で多くのセラピストが出会い、療法士業界の質の向上に微力ながらでも貢献できれば幸いです。

共に情報を発信する側になりましょう!

Q.上田さんと同じく、ベストライフのような会を設立を目指す(目指して欲しい)療法士にメッセージを!

A.ベストライフの創設の際、ある先輩から「そんなこと他でも教えてるし、別に新しくもなんともないんじゃない。」と否定的な意見もありました。友人であった経営者に相談を持ちかけたところ、その答えは

「やろうと思ってるんやろ。そしたらやったらいいやん。まずはやること。」

と。

 私は当時読んでいた楽天三木谷社長の著書『成功のコンセプト』より「常に改善・常に前進」という言葉に後押しされました。何事も周囲に貢献したいという気持ちで取り組み、その活動を誰よりも楽しみ、自分の成長につなげようと決めることが大切だと思います。

 もうひとつ重要なことは、毎回アンケートをとり、すべてに目を通し、細かな改善を重ねることが、よりよい活動へと繋がると思います。これによりベストライフでは2回目以降満足度はほぼ100%を達成し続けることができています。

 そして「今までで一番楽しい勉強会でした。」「明日患者さんの前に行くのが待ち遠しい。」など参加者の感想で、何よりも自分自身の臨床が楽しくなったことが印象的です。是非皆さんも社会へ情報を発信する側に立ってみましょう!より多くのインプットがあることに気付くはずです。

 大きなことは言えませんが、私の言葉が後押しとなり、ひとりでも多くの方の意欲に繋がれば幸いです。

積極的に異業種との交流を

Q.インタビューを終えて一言・・・

A.私自身、療法士含め医療・介護業界は魅力的な職業だと感じています。しかし、一方では若干閉鎖的な環境であり、業界以外の交流が少なく情報が得にくい環境であるという認識もあります。
社会人一個人としてオンオフともに充実していくためにも、積極的に異業種との交流や情報収集を行い、良い出会いを増やし、有益な情報を取り入れ、その中で客観的に自らの職業を見つめなおす機会も大切かと思います。ともによりより臨床家を目指しましょう。

編集者’s eye

第20回療法士インタビューいかがでしたでしょうか?

普段の老健でのリハビリ室主任という業務を行いながら、ベストライフという熱い志を持った仲間で創設した上田さん。

「接遇」

その重要性にいち早く気がつき、サービス業としての自覚を持っていることが、ベストライフのセミナー後のアンケート100%満足を達成し続ける秘訣ではないでしょうか。
また、その成功を支えるスタッフミーティングの充実さにも驚かされますね。そのミーティングは深夜にまで及ぶこともあるとのこと。

上田さんをはじめ、その先には、対象者全員の”笑顔が見れる”・・・これがモチベーションに繋がっているのではないでしょうか。

そして最後のメッセージにありましたように”異業種との交流の重要性”、編集部も同感です。そこから、学ぶことも多く、そしてそれを対象者に還元してよりよい医療・サービスを提供していくことが私たちリハビリ専門職の責務と言っても過言ではないでしょう。
これからもベストライフを目指す上田さんの活動から目が離せませんね。

上田さん、お忙しい中インタビューにお答えいただきありがとうございました。

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