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第18回 療法士インタビュー

~第18回の療法士インタビューは、北海道の旭川市で病院勤務をしながら、障害者スポーツにも携わっている理学療法士の塚田 鉄平さんです。ある脊髄損傷の女性のリハビリを担当したことから、塚田さんの障害者スポーツへの関わりは始まりました。現在は、アイススレッジホッケーの選手発掘・育成にも力を入れている塚田さんに、療法士として障害者スポーツに関わる醍醐味を大いに語っていただきました。~

障害者スポーツを通じて対象者の”人生”に関わって…

旭川リハビリテーション病院
理学療法士 塚田 鉄平
日本障害者スポーツ協会 公認 障害者スポーツトレーナー

スポーツ選手ではなく、選手をサポートする存在になりたくて・・・

Q.理学療法士になろう思ったときっかけは?

A.親戚に柔道整復師として開業している叔父がいたことが大きく影響しています。
もともと小・中学校とサッカーをし、高校の時は硬式テニスをやっていました。スポーツは大好きだったのですが、得意かといわれれば不器用で得意とはいえません。そのため自分も叔父のような仕事につき

『スポーツ選手をサポートする仕事につきたい』

と思ったことがきっかけです。

脊髄損傷の女性との出会いから全ては始まった・・・

Q.障害者スポーツに携わる事になったエピソードは?

A.臨床5年目の時に、私が働いている病院に脊髄損傷の女性の方が入院されてきました。その方が

『退院したら車椅子テニスをやりたい』

と言っているのを聞いて、理学療法士としての経験と知識、高校の時にテニスをやっていた経験の両者を生かすことができるのではと考え、関わらせていただいたことがきっかけです。

 活動の中で旭川出身のアイススレッジホッケー(ソリのような物に乗っておこなうアイスホッケー)日本代表GKの永瀬充に出会い、トレーニングに関わらせて頂いたり、障害者スポーツの面白さを教えてもらい、さらにこの世界の魅力に引き込まれていきました。

”能力”と”環境”を結びつける役割

Q.障害者スポーツ分野で理学療法士に求められることは?

A.障害者スポーツの醍醐味は『ルールや用具を工夫することで誰でもスポーツを楽しむことができる』ということです。そのためで利用者さんがスポーツを楽しむために、

●どのくらいの力を持っているのか?
●何を助けてあげたら出来るのか(用具調整)?

そこの見極めが理学療法士に求められる部分だと考えています。

 競技性の高いスポーツの中では選手の育成また怪我の予防、怪我の回復を担うトレーナーとして、また公平に競技を行うために障害の重症度分けを行うクラス分け委員として活躍されている理学療法士の方もいます。

「何のために?」 -目標を明確に!-

Q.病院に勤務することと、障害者スポーツで活動することの共通点などは?

A.目標を明確にすることと、課題設定(状況設定)を慎重に考えるように行なっています。また状況判断能力を多く要求しています。重要だと感じているのは自己の身体は自己で管理するということですね。そのために期分けを考慮しながら患者さんには関わっています。

スポーツを通して人生そのものに関われる!

Q.障害者スポーツに携わる醍醐味とは?

A.幼い頃から車椅子に乗っており『体育だってあまりやったことがないし、スポーツなんて縁がなくて…』という方にスポーツを提供した時の笑顔が最高に嬉しいですね。

私は、

スポーツには人の生き方までも変えてしまう力

があると思っています。

 スポーツを行うことにより、コミュニティーを形成したり、生活のリズムができたり、次に会った時に印象が変わったなと感じることも、やりがいを感じる瞬間ですね。
自分が発掘してきた選手、育成してきた選手が大会で好成績を残すことまた金メダルなんてとった日には…

一緒に対象者の可能性を拡げましょう!!

Q.これから障害者スポーツ分野での活躍を目指している療法士にメッセージを!

A.障害者スポーツは活動場所を確保したり、道具を揃えたり確立しない部分が沢山あり、歯がゆい思いをされている方もいると思います。

そんな時こそ地域の多業種とのネットワークを築いて行くことが成功につながるための一歩だと思います。

 また日本障害者スポーツ協会の方では障害者スポーツに専門的に関わりたい方に対して障害者スポーツトレーナー養成講習会というものを年に一回開催しています。
利用者さんに一番先に出会うのが私達、療法士だと思っています。そのため療法士の方には『スポーツ』という選択肢を持って利用者さんの可能性を拡げて関わっていただきたいと考えております。

編集者’s eye

第18回療法士インタビューいかがでしたでしょうか?

 障害者スポーツに興味のある療法士の方々にとって、そして今回の塚田さんのインタビューで興味を持った療法士の方にとっても大変興味深いものだったのではないでしょうか?
私たち療法士は、患者さんや利用者さんの自立へのお手伝いをする中で、同時に本当に多くの事を学びますよね。

 塚田さんもある脊髄損傷患者の女性の

「退院したらテニスをやりたい」

この言葉(ニーズ)から、障害者スポーツへの関わりがスタートし、そして、アイススレッジホッケーの日本代表GK 永瀬充さんとの出会いから、更に関わりが深いものへ・・・

 まさに、患者さん・利用者さんから学ぶことにより、療法士としてのご自身のキャリアを活かしている素晴らしい実践者ですね。
患者さん・利用者さんの言葉に耳を傾けることにより、自分自身の新たな挑戦すべき目標が生まれてくるのではないでしょうか。

 療法士.comは塚田さん、そして障害者スポーツが更に発展していくことを応援していきます。塚田さん、お忙しい中インタビューにお答えいただきありがとうございました。

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